観光の話

よし、出来たと思い報告メールを書きつつ検証してみたら実装漏れが見つかったっていうのはちょいちょいやってしまうミスだったりする。メールを送信した後に気づくよりはマシだし、まだ納期には時間があるのでいいと言えばいいけどまだまだ未熟で申し訳がない。

地元の観光をするのが好きだ。地元が大阪であるという利点が最も大きいのだけれど、大阪は美味しいお店が多いし、大阪大空襲で焼けなかった場所には大正浪漫だったりそれ以前だったりの古い建物が残っていたりする。観光を頼まれた場合だいたい初心者向け、中級者向け、上級者向けのコースを設定している。 初心者向けは一番大阪っぽいわかりやすいところを行く。心斎橋で降りてアメリカ村を通り南船場のカフェで一休み。その後は道頓堀でグリコの看板やかに道楽の看板、食い倒れ人形を見つつ千日前のほうまで抜けてNGKへ。その後道具屋筋でおみやげを買ってもらうという感じ。 中級者向けはコテコテの大阪という感じではないけれど雰囲気のいいところということで天六の商店街から天満あたりでご飯を食べる。その後は中崎町のほうに行くか地下鉄で少し移動して空堀の商店街とかもいい。 上級者向けは大阪のプラスとマイナスの両方を見せる感じで新世界で昼間から串カツを食べつつビールを飲む。その後はじゃんじゃん横丁あたりだったり南海新今宮あたりだったり、場合によっては飛田新地あたりだったりを散策する。

大きく分けてこの辺を設定しつつ何が食べたいか、どの辺りに宿を取っているかとかでカスタムするのだけれど大阪観光楽しいですよ。

芸風

シングルページwebアプリケーションで読み込みや処理にどの程度時間がかかってもいいものだろうか。アプリというのは使っているとやはりデータ量が増えていくものだし、クライアント側はPCの性能が様々なので、あまりそこに期待は出来ないので、なるべく効率のいいアルゴリズムを使いたいところではあるのだけれど、効率のいいアルゴリズムを実装する時間を鑑みてもやるべきなのかは悩むところではある。

さて、しばらくの間ブログを書こうかと思って書いているのだけれどもう既にネタが無くなりそうな予感がわりと強い。何の話をしたらいいのだろうか?ちなみに今のこのブログの書き方は森博嗣さんの日記の書き方を参考にして書いていたりする。そうは見えないかもしれないけれど、そうなのだ。この文体だとやはりわりと真面目な内容しか書けない感じもするのでガラッと文体を変えてグルメブログにでもしたらいいのだろうか?ちなみに大阪市内の美味しいランチの場所のストックはわりとあったりするので大阪方面におこしの際は僕に声をかけていただければ観光案内します。英語をもっと磨いて外国人相手にそういうことをやるといいのかなぁ。

本が好き

ツリー構造のデータをループで辿るという技を覚えたのは「[Web開発者のための]大規模サービス技術入門 」だったと思う。プログラミングはさながら魔法のようではあるけれど、新しい魔法の覚え方として自分で考えぬいて創りだすということもあるにはあるけれど大抵は誰かがやっている焼き直しだったりするので、そういうテクニックやアルゴリズムなんかは勉強して覚えるのが一番近道なのだろう。

感情疲労というものがあるということを「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れを取る技術」という本を読んだ事で知った。知って以降いろいろ考えてみるとたしかに感情疲労している事は多い。営業メールを送るため無駄に自分のテンションをあげてみたりした時だとかぼーっとツイッターを眺めていてあまり嬉しくない話題が流れている時だとかどういう感情を発露したのかも様々だ。そこで思うのは「心配」という行動はどうしようもないにもかからわず感情疲労を増幅するものだなということだ。人はなぜ心配するかというと心配していることに対して何も出来ないからだ。何も出来ないんだからどう転んでも仕方ないし、そのつもりでいればいいものをわざわざ心配して自分自身を疲労させる。まったく感情というものはままならないものだ。

本を読まずにループでツリーを辿る技を編み出したり、感情疲労という概念を思いついたりすることは無かったと思う。本というのは素晴らしいもので自分一人ではとうてい知り得ない事をあたかも自分の力として身につけられることだ。大人になると可処分時間はやはり減るので本を読む時間も減ってしまうけれど、それでもやっぱりいろいろな本を読みたい。面白い本をご存知の方は是非僕に教えて欲しい。

発音楽しい

ここ1年ぐらいわりと英語の勉強をがんばっている。勉強というよりは練習と言ったほうがいいかもしれない。というのも特に文法や単語を覚えることをがんばっているわけではなくて、単語を綺麗に発音できるように発音の練習をしているからだ。まだ完璧とは言えないレベルだけれどこの効果は思ったよりも大きかった。やってみてわかったことなのだけれど、自分で発音出来ない音というのは耳がノイズである認識して捨ててしまうようなのだ。英語でスピーチとかニュースとか聞いても早すぎてわからないというのはこの状態である。早いから聞き取れないのではなくてそもそもほとんどの音が聞こえていない中からなんとか聞き取れるものだけをつなげるから意味がわからないしとても早く感じてしまう。

何か新しい事を学ぶためにはそれができるだけの基礎知識、あるいは体験が必要なのだ。歩けない人間は走れないだろう。四則演算の出来ない人に方程式を教えるのは難しい。反復練習という技を使い基礎知識や体験をすっ飛ばして何かを身につけることは出来なくはないのだけれど、そうなってしまうと大抵の場合応用力に欠けてしまう。九九は出来るけど、掛け算本来の意味であるところの特定の足し算のパターンを省略してあるということを知らなければ文字式の式展開などをする時も力技でパターンを覚えなければならず、パターンが少ないうちは問題なくてもそれがキャパシティを超えてしまうとそれ以降学習ができなくなる。特定の年齢以降学習が出来なくなる人というのはこういう状態に陥っているのではないだろうか。

翻って英語である。僕達が中学生から学んだ英語学習ははこの必要な体験を欠いた反復練習になっていないだろうか。英語の発音の練習をしているとそれをとても感じる。記憶力のキャパシティの多い人や物事を抽象として覚えるのが得意な人はそれでも英語が使えるようになるのかもしれない。基本的に母国語がまったく出来ない人というのはいない。僕達が母国語をどう理解しているかというと音声と物事がダイレクトに直結しているからなのだけれど、外国語の場合はこの「音声」というものを軽視している。軽視した結果学習が出来なくなっているのではないだろうか。 最近僕がそう思っているだけで実際にどうなのかはわからないのだけれど来年ぐらいに僕が英語を喋れるようになったとしたらこの仮説はかなり有力であるといえるのではないかと思う。

営業メール

vue.js で v-show を付けている form の textarea に対して wysiwyg エディタを使えるようにしたかったけど、なかなか上手く行かなかった。 vue.js が EventListener を握り潰したりしているのかと疑ったけど、結局のところ発火のタイミングのせいだった。 js の非同期性は素晴らしいと思うけど、非同期に実行しているのか同期に実行しているのか把握しておかないとデバッグがしんどい。

数年前にフリーランスな事を始めて以降、営業メールというものをたまに書くようになった。 僕は積極的に何かを提案したりはしないので、結局のところ「困った場合は声をかけてください」的な内容になってしまう。そういうことを始めたきっかけが何だったかはちょっと忘れた。今でもわりと驚くのだけれど、それほど多くはないとはいえ反応をくれる場合もある。実績もないところに声をかけてくるぐらいなので、だいたいが多分に納期が短いとか納期が短いとかそういう案件ばかりなのだけど。それで結局受けられるかどうかは納期と金額で折り合いが付くかになるのだけど上手く話が回ればありえない(いろんな意味で)納期でわりと高報酬をもらえたりすることもある。ババをつかむこともある。

営業ってどうやってるんですか?と聞かれる事がたまにあるのだけれど、何のことは無い、困ったときに思い出してもらえるかどうかなのじゃないかと思う。スマホがこれだけ普及したわけだけれどプログラムを使う事が出来る人はそこそこいてもプログラムを作る事が出来る人はあんまりいない。しかも会社とかに縛られずそこそこ時間を割く事が出来る人というのはさらに少なくなる。そういうところに僕の需要があるのだろう。

決して望んでこうなったわけじゃなくっていろいろな要因により結果的にこういう状態になっているわけだけれど、普通の人たちの逆を行ってもそこそこやっていけてる。これがいつまで続くかはわからないけれど、おそらく本当に困った時はどこかに就職できるんじゃないかなと楽観的に見ている。人の行く裏に道あり花の山とはよく言ったもので、生きていく手段ってのいうのはいろいろあるんだろうね。

railsgirls osaka #1 でコーチ & スタッフをしました #railsgirlsosaka

世界何カ国で開かれているのかもうちょっとわからない(http://railsgirls.com/events)女性にプログラミングを体験してもらうワークショップ railsgirls が大阪で開催されまして、そのスタッフ&コーチとして参加してきました。

http://railsgirls.com/osaka

そういえば僕は写真を撮り忘れていたのですが、記録班ということでカメラマンのスタッフがいましたので、そのうち素晴らしい写真を見せてくれるものと思います。

追記: flicker にアルバムを作っていただきました。https://www.flickr.com/photos/98297351@N04/sets/72157645116983903/

では以下に感想をいろいろと書きます。

事前準備

事前準備については僕はコーチの割り当てや素振りを担当することになっていました。 なのでスポンサー対応やステッカーの発注、弁当の手配などを行った他のスタッフよりかは負担は軽かったと思います。 コーチの割り振りは面識のある人だとだいたい得意そうな事もわかるので簡単に割り振れるのですが、面識の無い人をどうするのかはわりと頭を悩ませました。

会場準備、インストールデイ

6/7(金)の夕方からの事前準備は机を並べて付箋アートや風船を飾り付けたり受付の机を準備したり、スポンサー企業様よりいただいたノベルティを並べたりと普通に雑用でした。 インストールデイで集まった後も僕自身はどこかの班には所属せず困っていそうなところを助ける役として会場をうろうろしていた。ただインストールデイは参加者全員が参加したわけではなく、コーチ、スタッフ共に人数も十分だったので僕はほとんどやることがなかったというのが正直なところでした。

ただ参加者の人に一人、 Ruby SDL でゲームの開発をしていて、ruby の upgrade や rails のインストールを行ったら ruby SDL が動かなくなったという方がおり、そこのヘルプをすることになりました。結果としては SDL の音声モジュールなどは動くようになったものの、肝心に window を開く処理を行おうとすると rubygems が無いよという謎のエラーが出てしまい動きませんでした。ちなみにこの件、この日は解決しなかったものの次の日に別のコーチの手により、rvm を捨てて rbenv で環境を作りなおしたところちゃんと動くようになったようです。

今回は各自の端末に処理系をインストールするという方法以外に Nitrous.io というクラウド上に開発環境を置き、ブラウザからコンソールやエディタを扱えるサービスも採用したので上手く動かない場合はそちらを利用することにしたので、上の SDL の件を除きトラブルは特にありませんでした。 ということで1日目、インストールデイは終わり。

ワークショップ

ワークショップ当日。この日は railsgirls guideに従い参加者の人にプログラムを体験してもらいつつ、コーチが何かとフォローするということをやりました。コーチと参加者のレベルのミスマッチで若干進行が思い通りにいっていない班に僕も付くことにしたので、この日は普通にコーチ業を行いました。 参加者2人に対しコーチを1名配置するということにしたのでわりときめ細かく対応出来たのではないかと思います。とあるコーチに「どうですか?順調ですか?」と聞いたところ「順調ですけど声だしすぎて喉が痛いです」と言ってたのが印象的でした。参加者もコーチもすごく真剣に教え、教わっているその様は中にいた僕はもちろん、見学していただいたスポンサー様や、ワークショップ自体には参加していないスタッフも感じるところがあったのではないかと思います。現にクロージングの挨拶の時にオーガナイザーの @satomicchy さんが感極まって涙を流されたシーンは今回の railgirls のクライマックスだったのではないかと思います。

アフターパーティー

ワークショップの後は同じ会場でアフターパーティーでした。ケータリングの食べ物を真ん中に置き立食形式でした。スポンサーしていただいたお金でこの辺りのものは賄われていますので、スポンサードしていただいた企業様には再度お礼を申し上げたいです。 9:30から18:00(途中ランチやスポンサーLTも含む)という短い時間同じ場で学習を共にしただけなのですが、皆さんとても仲良くなったようでした。同じ敵?(課題?)と戦った戦友のようなものだったのでしょうか。疲れていたのもあったのか思ったより食は進まずわりと料理が残ってしまっていたのは残念な気はしましたが、まあそれはそれ。

僕自身いろんな勉強会に参加していますが railsgirls はその中でも際立って特殊です。 参加者に女性が多いという点も特殊なのですが、その真剣な空気というか情熱というかその辺りが他の勉強会にはないものでこればかりは体験していただかないと上手く言葉では伝えられません。 railsgirls guide には railsgirls 自体の開き方の解説もありまして、誰でもオーガナイザーになる事が可能です。そういえば railsgirls kyoto #1 ではオーガナイザーが railsgirls に参加してみたかったから開いたとおっしゃってました。 ですので気になっている方はご自身で railgirls を開いてみてはいかがでしょうか?また近くで railgirls が開かれる場合はスタッフ参加やコーチ参加など手助けしていただけると非常に良いと思います。もちろん参加者として参加するのも非常に良い経験になると思います。

なんか上手くまとめられませんが、とにかく非常に良いイベントでした。